日日猫好日だより vol.14

2023.12.3〜12.9のできごと
うた子 2023.12.10
誰でも

お守りのようなもの

「好奇心旺盛でいろいろなことが気になります」

「興味が長続きせず飽きっぽい」

「ものごとを探求するのが大好き」

「人と交流したあとはひとりの時間を作ってエネルギーを補給する必要がある」

これらは星ひとみさんの占いMBTI性格診断に書かれていた文章のほんの一部だが、どれもこれも身に覚えのあることばかりで笑ってしまう。ちなみに、わたしは月グループの下弦の月で、MBTIはISFP(冒険家型)だ。

世の中にはそれ以外にもさまざまな占いや診断があふれている。わたしはそれらにものすごく左右されるわけでも、全く信じていないわけでもなく、気になるときに気に入ったところだけを信じるタイプだ。たとえば、年末年始や何か大きな出来事がひかえているとき、最近あんまりいいことないなーと感じるときに。きっと、内からではなく、外から見た自分の状況や姿を知りたいんだろうなと思う。

自分のことは自分がよくわかっていると思いがちだが、案外見えていないこと、わかっていないこと、気づけていないことがたくさんあるものだ。そんなときは、人と話すのがいい。でも、腹を割って内面をさらけだしたり、誰かとそういう話をする時間を持ったりするのは簡単なことではない。頼みの綱である親友兼配偶者の夫は仕事が忙しく、山積した日々のあれこれを消化するだけでどんどん時間がすぎていってしまう。

そう考えると、占いや診断というのは「外から見た自分を知りたい欲」をやんわりと満たして落ち着かせ、ふとしたときに思い出しては「がんばりすぎないようにしよう」とか、「寝不足に注意しよう」とか、「靴下、黄色にしようかな」などと自分に声をかけ、気にかけるきっかけを与えてくれる、お守りのようなものなのかもしれない。

今年も終わりが近づいてきている。そろそろ石井ゆかりさんの年報を読まなければ、と思う。

今週の献立帳(12/3〜12/9)

12月3日(日)

日曜日恒例の書店めぐりを終え、大好きなリンガーハットでごはんを食べたあと、寒川神社へ。祈祷受付の列があまりにも長く、果てしなく続いていて驚いた。テレビの効果ってすごいな。わたしたちはさらりとお参りをして、やっぱりどこかすがすがしい気持ちになるね、などと話しながら帰宅した。

朝:玉ねぎとソーセージのマフィン

昼:リンガーハットのちゃんぽん(写真なし)

夜:餃子

12月4日(月)

奥薗さんのレシピにハマっている。材料も工程も少なく、合理的で、おいしい。YouTubeに動画もあがっているので、加減がわからないところを確認できるのもよい。

昼:お弁当の残りのおにぎり(写真なし)

夜:鶏と卵の醤油煮、ポテトサラダ、ひじきふりかけ、えのきと長ねぎとわかめの味噌汁、雑穀ごはん

12月5日(火)

薄く曇った冬らしい朝だった。わたしはSNSが好きなほうだと思うけれど、多くのひとが同じことを言ったりしたりする流れが少し怖い。それが正しい、善いとされていることであっても。自分に起きたことではなくても、自分ごとと考えて怒ること。でも、自分は当事者ではないと自覚しておくこと。わたしにとってどちらも大切で両立させたいことだ。そのうえで言葉と行動を選ぶ。他人がどうかは知らないが、わたしはそうしたいし、する。

昼:キャベツとベーコンとしめじの豆乳スープパスタ

夜:オイランカレイの煮付け、ごぼうとにんじんのきんぴら、玉ねぎとわかめの味噌汁、雑穀ごはん、ひじきのふりかけ

夜食:生姜たっぷり鍋

12月6日(水)

生まれてはじめて作ったプリンは、ものすごーーーーく甘くてゆるゆるだった。一応かたまってはいる、という感じ。オーブンで加熱するのはわたしには向いてなさそうなので、別のレシピでリベンジしたい。

18歳用のお夜食は順調だけど、やっぱり夜遅くに食べるのは体に負担があるのではないかと思っている。今週はこのまま続けて、来週のことは週末に話して決めよう。

昼:プリン

夜:チキン南蛮、いかみみのネギポン酢、ベーコンとキャベツの味噌汁、雑穀ごはん

夜食:豆乳味噌鍋

12月7日(木)

今日は奥薗さんのレシピでプリンを作ってみた。フライパンで蒸すほうがわたしには合っている気がした。レシピでは100mlの型を使っていたけれど、わたしが持っているのは150mlの型。加熱時間と余熱で蒸らす時間を2分ずつのばしてちょうどいい感じだった。今回はきちんと固まったうえに、片付けがものすごく楽で感動した。昔ながらの懐かしいプリンを作ってみたい方はぜひ試してみてほしい。動画もあるのではじめてでもコツがよくわかります。

昼:夫のお弁当

夜:鶏とじゃがいもの煮っころがし、にら炒り豆腐、雑穀ごはん、ひじきふりかけ、らっきょうの甘酢漬け

夜食:鶏と野菜の塩麹鍋

12月8日(金)

ブラウニー手帳で朝活書写をはじめた。いつまで続くかはわからない。

風邪で学校を休んだ次男のために、昼はうどん、夜は鍋を作った。黙々と原稿を書いて、無事に脱稿。今週はイレギュラーな仕事がぽんぽん入ってどうなるかと思ったけれど、がんばった自分のおかげですがすがしく週末を迎えられる。

昼:おにぎり

夜:(家族)鱈のキムチチゲ、雑穀ごはん、ひじきふりかけ(わたし)一平ちゃん

夜食:ごま坦々鍋

12月9日(土)

買い物をして、ジルのお参りへ。いちょうの葉っぱがじゅうたんのように広がっていた。

夜はみんなで肉や野菜を焼いてもりもり食べた。みんなが揃う週末はごはんの時間がにぎやかでとても楽しい。ひとりで気ままに食べるのも好きだから、いまちょうどいいバランスなのかもしれない。

昼:スーパーのお弁当(写真なし)

夜:豚ロースのコロコロ焼き、牛タン、野菜(キャベツ、玉ねぎ、エリンギ)、サンチュ、雑穀ごはん

本棚から1冊

我が家のあちこちにある本棚から1冊を選んで紹介する「本棚から1冊」。今日紹介するのは、『文庫地図 神奈川』です。

子どもたちが小4と小2くらいのとき、仲良しの友達(小4と小3の兄弟)と公園で遊んでいるとばかり思っていたら、自転車で探検に出かけていたことが判明し大騒ぎになったことがありました。5kmほど離れたところにある大学まで行ってパンフレットをもらってきたり、こっそり海まで行って遊んできたりしていたと知り、びっくりするやら心配やらおもしろいやら。途中で道に迷うこともあったというので、嘘をついて出かけたことを叱りつつ買ってあげたのがこの地図でした。その後は、きちんと目的地を伝えて探検に出かけるようになってひと安心。今でも、江ノ島までのルートが記されたページを見ると当時を思い出して懐かしい気持ちになります。

『文庫地図 神奈川』

昭文社

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寄り添って眠るヨルくんとハルちゃん

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次の日日猫好日だよりは、12/17(日)に配信予定です。

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